「テスト販売用に、数種類の商品ラベルを少しずつ作りたい」
「イベントに合わせて、オリジナルのステッカーや名刺が急に必要になった」
「同人誌・グッズ制作で、たくさんの種類を低コストで揃えたい」
オンデマンド印刷は、必要なものを、必要な時に、必要な数だけ用意できる柔軟性をもった印刷方式です。
【オンデマンド印刷の基礎知識】
- 版不要・小ロット・短納期のデジタル印刷方式
- 名刺や同人誌・グッズ制作など多品種のシール・ラベル作成に最適
- 大ロットの場合はオフセット印刷の方が価格メリットが大きい
- 広範囲のベタ塗りや特色の再現は苦手
本記事では、オンデマンド印刷の基本的な仕組み、オフセット印刷・インクジェット印刷との違い、メリットを最大限に活かすためのポイントと注意すべきデメリットまで詳しく解説します。この記事を読めば、あなたのデザインを最適な形で実現する方法がきっと見つかりますよ。
オンデマンド印刷とは?「要求に応じて」を実現する仕組み
オンデマンド印刷は、その名の通り「OnDemand(要求に応じて)」な印刷を実現する方式です。従来の印刷のように「版(※1)」を作成する必要がなく、パソコンのデジタルデータを直接プリンターで出力します。
オフィスや家庭用プリンターのさらに高精度・高速な業務用版をイメージすると分かりやすいでしょう。「版レス」という特徴が、オンデマンド印刷の最大の強みである「小ロット」「多品種」「短納期」を実現する鍵です。
(※1)版:オフセット印刷などで使用される、印刷イメージが焼き付けられたアルミ製の板。作成時間とコストから小ロット印刷には不向きとされます
「オンデマンド」の意味と必要性
なぜ今、オンデマンド印刷が必要とされているのでしょうか?現代の市場ニーズに密接に関係しています。
- 多様化する消費者ニーズへの対応
商品のライフサイクルが短くなり消費者の好みも多様化する中で、企業は多品種・少ロット生産へシフトしています。オンデマンド印刷は、さまざまなデザインのラベルやパッケージを低リスクで生産できます
- 在庫リスクの削減
必要分だけを印刷でき、大量の在庫を抱える必要がありません。保管コストや廃棄ロスの削減など環境負荷低減にも繋がります
- パーソナライゼーションへの対応
顧客一人ひとりの名前を入れたDMや一枚ずつ異なるシリアルナンバー入りのシールなど、パーソナライズされた印刷物(バリアブル印刷)もデジタルデータから直接出力するオンデマンド印刷ならではの強みです
オンデマンド印刷機の仕組みと種類
オンデマンド印刷機は、大きく分けて2つの方式があります。
- トナー方式
レーザープリンターと同じ原理で、静電気を利用してCMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)の粉末状インク(トナー)を用紙に転写し、熱と圧力で定着させます。高速印刷が可能で、チラシや名刺、パンフレットなど多くの商業印刷で主流となっている方式です
- インクジェット方式
家庭用プリンターでもおなじみの方式で、微細な液体インクを用紙に直接吹き付けて印刷します。色の再現性が高く、写真画質のポスターや高品質なプルーフ(色校正)などに利用されることが多いです
どちらの方式も、版を使わずにフルカラーのデジタルデータを直接再現するという点では共通しています。
他の印刷方式との違いを徹底比較!コストと納期で選ぶ最適解
「オフセット印刷」「オンデマンド印刷」「インクジェット印刷」の違いをみてみましょう。さらに近年注目される「デジタル印刷」関連の用語についても解説します。
オンデマンド印刷・オフセット印刷・インクジェット印刷のちがい
オンデマンド印刷とインクジェット印刷は混同されることが多いですが、インクジェット印刷はオンデマンド印刷の一種です。
| 項目 | オンデマンド印刷(主にトナー式) | オフセット印刷 | インクジェット印刷(商業用) |
| 版の有無 | 不要 | 必要 | 不要 |
| 特徴 | 小ロット・短納期・多品種が得意。可変印刷に対応。 | 高精細で安定した品質。大ロット向き。 | 高画質で写真品質の再現性に優れる。 |
| メリット | 1枚から印刷可能で低コスト。在庫リスクがない。 | 大量ロットほど単価が安い。色再現性が高い。 | 大判サイズや特殊素材も対応しやすい。 |
| デメリット | 大量印刷では割高。広範囲のベタ塗りでムラが出やすい。 | 版代が必要で、小ロットでは割高。納期が比較的長い。 | 印刷速度が遅め。トナー式よりコスト高な傾向。 |
| 得意なロット | 極小〜中ロット(1枚〜1,000枚程度) | 中〜大ロット(数千枚以上) | 1枚からの極小ロットや大判出力 |
| 主な用途 | シール、ラベル、名刺、同人誌・グッズ制作 | カタログ、ポスター、大量のシール・ラベル | 大判ポスター、看板、写真作品、プルーフ(色校正) |
オンデマンド印刷・デジタル印刷・デジタルオフセット印刷の違い
デジタル印刷は、版を使わずにデジタルデータから直接印刷する方式の総称です。オンデマンド印刷はデジタル印刷の代表的な一形態と言えます。
一方、デジタルオフセット印刷は、デジタル印刷の版不要という利点とオフセット印刷の高品質な転写技術(インキをブランケットに移してから紙に転写する)を組み合わせたハイブリッド方式です。オンデマンド印刷よりも滑らかで高品質な仕上がりが特徴ですが、対応できる印刷会社は限られます。
オンデマンド印刷を最大限に活用するポイント
オンデマンド印刷のメリットを活かすには特性を正しく理解することが重要です。具体的な活用例・主な用途をご紹介します。
- 小ロット・多品種のオリジナルシール、商品ラベル
季節限定商品やテストマーケティング、個人のハンドメイド作品など、多くのデザインを少しずつ作りたい場合に最適です
- 名刺、ショップカード、診察券
必要な時に必要な部署の分だけ、スピーディーに作成できます
- 同人誌・グッズ制作
イベント合わせの冊子や、アクリルキーホルダー、ステッカーなど、多様なオリジナルグッズを低予算・低リスクで制作する際に非常に便利です
- パーソナライズされたDMやチケット
宛名や座席番号、シリアルナンバーなどを一枚ずつ変えて印刷する「バリアブル印刷」を得意としています
オンデマンド印刷でやりがちな失敗・デメリットと対策
1. 大ロットで注文し、割高になる
失敗例:5,000枚のシールをオンデマンド印刷で頼んだら、オフセット印刷の方がかなり安かった
オンデマンド印刷は1枚あたりの印刷単価がほぼ一定のため、大量に刷っても単価が下がりません。一方、オフセット印刷は初期費用(版代)はかかるものの、大量に刷るほど1枚あたりの価格は劇的に安くなります。数千枚を超えるようなロットでは、オフセット印刷の見積もりも併せて比較検討することを強くお勧めします。
2. ベタ塗りやグラデーションでムラが出る
失敗例:黒一色の背景デザインで、トナーのムラやスジが発生し安っぽい印象になった
トナー方式で起こりやすいデメリットです。広範囲の均一なベタ塗りや、淡い色の滑らかなグラデーションは、オフセット印刷に比べ苦手な場合があります。デザイン段階でベタ塗り部分に微細なテクスチャを加えたり、グラデーションの階調を意識することでムラが目立ちにくくなるでしょう。
3. 特色(特色インク)が使えない
失敗例:特色を指定したが、CMYKでの近似色でしか対応してもらえなかった
オンデマンド印刷は、CMYKインク(トナー)の掛け合わせで表現します。金・銀・蛍光色など特色インク対応の機種は非常に少なく限定的です。特色が必須であれば、事前に印刷会社に確認するか、オフセット印刷を選択しましょう。
オンデマンド印刷が難しい例
1.厳密な色の再現性が求められる印刷
印刷機や環境(温湿度など)によって若干の色ブレが生じやすいです。企業のコーポレートカラーなど、前回と全く同じ色を厳密に再現したい場合は、色校正を念入りに行うか、色安定性に優れたオフセット印刷が適しています。
2.エンボス紙など、表面が著しく凸凹した用紙への印刷
トナー方式の場合、熱と圧力でトナーを定着させるため紙表面が平滑でないとトナーがうまく乗らず、ムラや剥がれの原因になります。使用できる用紙には一定の制限があるため、特殊紙を使いたい場合は事前に印刷会社への確認が不可欠です。
3.大部数の定期刊行物やカタログ
数千〜数万部単位の印刷物の場合、オンデマンド印刷は価格面でもスピード面でもオフセット印刷にかないません。品質の安定性という点でも、大部数印刷はオフセット印刷の領域となります。
多様化・高速化するビジネスシーンにおいて、オンデマンド印刷は強力な味方です。特性を正しく理解し、オフセット印刷など他の方式と適切に使い分けることで、あらゆる印刷プロジェクトを成功に導くでしょう。
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