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金色シール・銀色シールの特徴とは?印刷方法や素材種類を詳しく解説

金色シール・銀色シールの特徴とは?印刷方法や素材種類を詳しく解説

商品パッケージや販促物に、高級感や特別感を演出したいときに活躍するのが金色や銀色のシールです。これらはゴールドステッカー/ゴールドラベル/金ネーマーシール、シルバーステッカー/シルバーラベル/銀ネーマーシールなどと呼ばれます。

本記事では、金色・銀色シールの特徴から、製作・印刷方法、材質の種類、メリット・デメリットを専門的な視点から詳細に解説します。ゴールドラベルやシルバーラベルの具体的な活用例、導入における魅力と注意点までぜひ参考にしてください。

金シール・銀シールの特徴と魅力

金や銀のシールは、一般的なカラーシールとは異なり独特の光沢と高級感を持ちます。製品パッケージ、贈答品、証明書、限定品など、多岐にわたる用途でその存在感を発揮するでしょう。

金シール・銀シール共通の特徴

1.視覚的なインパクト

金属的な光沢は、光を反射して強く輝くため、視認性が非常に高く、見る人の注意を一瞬で惹きつけます。陳列された商品の中でも際立ち、購買意欲を高める効果が期待できます

2.高級感と特別感の演出

金や銀は、古くから富や権威、高貴さを象徴する色として認識されてきました。製品やサービスにワンランク上の価値や限定感を付与し、ブランドイメージの向上に貢献します

3.高い装飾性

デザインのシンプルさに関わらず、素材自体の輝きが装飾となり、洗練された印象を与えます。黒や白などモノトーンデザインとの相性がよく、金や銀の輝きがより一層引き立ちます。

4.耐久性(素材による)

使用されるホイル紙などの素材次第では、耐水性・耐候性に優れ、長期間にわたって美しさを保てます。

製作・印刷方法|光沢や質感は素材で決まる

主に用いられる製作方法と素材について解説します。製作工程から金色・銀色をどのように表現しているのか確認できます。
金色シールを例にまとめました。(銀色シールも同様の工程です)

1.素材(ホイル紙)への印刷

最も一般的な製作方法で、素材そのものが持つ金属的な光沢を活かした表現です。
※ネーマーシールも近い方法でつくられます。

ネーマーシールは、金属光沢を持つ素材(金PET、銀PETと呼ばれるアルミ蒸着されたPETフィルムなど)を基材としています。この素材に直接デザインを印刷することで、耐久性があり、かつ金属調の見た目を持つシールが作成されます。

【製作方法】

1.ホイル紙の選定

金色の光沢を持つホイル紙が基材です。ホイル紙には、鏡面のような強い光沢を持つ「ツヤ金ホイル紙」と、光沢を抑えた落ち着いた「消金ホイル紙(マット金)」があります。デザインのイメージに合わせて選びましょう。

2.デザインデータの作成

シールに印刷するデザインデータを作成します。ホイル紙の金色が地の部分となるため、白インクが必要な場合は、白版(しろばん)データも作成します。

3.印刷

選定したホイル紙に、オフセット印刷、UVインクジェット印刷などの方法でデザインを印刷します。白インクを下地に印刷することで、金色の輝きを活かしつつ、デザインの色を鮮やかに発色させることが可能です。

【得意な表現】

・輝きを活かす

金色そのものの輝きを強調したい場合は、シンプルに黒や濃い色の文字・ロゴを印刷することで、金色の美しさを際立たせます。

・カラー印刷との組み合わせ

金色の上にフルカラー印刷することで、金色の下地が透けて見え、深みのあるメタリックカラー(例:青みのある金、赤みのある金など)を表現できます。

・マットとツヤの組み合わせ

ツヤ金と消金のホイル紙を使い分けることで、同じ金色でも異なる印象を与え、デザインに奥行きを持たせることができます。

【メリット・デメリット】

メリットデメリット
・大ロットで単価を抑えコスト効率が良い
・広範囲に金銀表現が可能、発色も鮮やか
・素材自体の金属光沢が均一で美しく高級感がある
・小ロットだと単価が割高な傾向がある
・地色で発色が変わるため、白インク必須のデザインもある
・印刷後の色味調整や微細な変更は困難

金や銀の光沢を広範囲に表現できるこの方法は、多くのシール製作で用いられます。

2.箔押し加工(ホットスタンプ)

熱と圧力を用いて、金属箔(金箔・銀箔など)を紙やフィルムに転写する特殊な加工技術です。

【製作方法】

1.版の作成

箔押ししたいデザインの専用の版(凸版)を作成します。

2.箔の選定

金色の箔(光沢金箔、消金箔など)を選定します。

3.転写

熱した版を金箔の上から紙やフィルムに押し当てることで、金箔がデザインの形に沿って転写されます。

【得意な表現】

・豪華・品のある装い

光沢が非常に強く、高級感や品のある雰囲気を際立たせます。印刷では表現できない、本物の金を思わせる輝きが特徴です。

・質感の強調

箔押し部分に微細なパターン(ヘアライン、ドットなど)が施された箔を使用することで、さらに複雑な視覚効果を加えることができます。

・エンボス加工との組み合わせ

箔押しと同時にエンボス加工(浮き出し加工)を施すことで、デザインに立体感が生まれ、より一層豪華な印象を与えます。

【メリット・デメリット】

メリットデメリット
・加工範囲を絞れば低コストで高級感アップ
・印刷では困難な強い光沢と質感がある
・エンボス加工で立体感と特別感を演出
・特定ロゴや文字を際立たせるのに効果的
・専用版代が発生し初期費用が高めになる
・小ロットや可変印刷には不向き
・広範囲のベタ塗りや細かいグラデーションは苦手

本物の金属箔を転写する箔押しは、圧倒的な高級感と輝きが魅力です。

3.金色インク(メタリックインク)による印刷

通常のカラーインクに金属粉(顔料)を混ぜることで、金色を発色させる方法です。

【製作方法】

1.デザインデータの作成

金色で表現したい部分を特色(DICやPANTONEのメタリックカラーなど)で指定したデザインデータを作成します。
※特色とは、CMYKで表現困難な色をより精度良く表現するために用意された特色インクのこと

2.印刷

オフセット印刷やスクリーン印刷などで、金色インクを直接紙やフィルムに印刷します。

【得意な表現】

・幅広いカラーバリエーション

豊富なメタリックゴールドインクが存在するため、黄みがかった金、赤みがかった金など、微妙な色味の調整が可能です。

・デザインの自由度

細かい文字や複雑なグラデーションも表現しやすいです。

・光沢感の調整

光沢剤の配合を調整することで、光沢感をコントロールできます。

【メリット・デメリット】

メリットデメリット
・箔押しに比べてコストを抑えられる
・細かい文字や複雑なグラデーションも可能
・箔押しのような強い金属感や輝きは得られない
・インクによっては擦れや劣化が早い場合がある

メタリックインクを使うため、手軽に金や銀の表現を取り入れたい場合に適しています。

4.特殊フィルム・ラミネート加工による表現

既存のシールや印刷物に、金色の特殊なフィルムを貼り合わせることで後から金色の発色を加える方法です。

【製作方法】

1.基材の印刷

通常のシール素材(紙や合成紙など)にデザインを印刷します。

2.金フィルムの貼り合わせ

印刷された基材の上に、金色の特殊フィルムをラミネート加工やホットラミネート加工で貼り合わせます。部分的に金色の表現をしたい場合は、箔押し加工の要領で部分的に金フィルムを転写します。

3.エンボス加工(オプション)

フィルムの貼り合わせ後に、さらにエンボス加工を施し、立体感を追加することも可能です。

【得意な表現】

・部分的な強調

特定のロゴや文字、デザインのみに金色の光沢を持たせることができます。

・既存印刷物への付加価値

すでに印刷されている紙製品やパッケージに金色のアクセントを加えることで、手軽に高級感を演出できます。

・ホログラムとの組み合わせ

金色のホログラムフィルムを使用すると、光の反射による虹色の輝きも同時に表現できます。

【メリット・デメリット】

メリットデメリット
・既存シールも金色発色を追加できる
・ラミネートで耐水性や耐久性が向上
・フィルムの厚みで見た目や手触りが変わる
・極端な環境下では剥がれるリスクもある

既存の印刷物に金や銀の光沢を後から加えられ柔軟な対応が可能です。

5.バーコ印刷(加飾印刷)

加飾印刷(カショクインサツ)の一種ともいえるバーコ印刷は、インクに特殊な樹脂粉末を付着させ加熱することで盛り上がりや光沢を生み出す印刷方法です。金色のインクと組み合わせることで、立体的な金色の表現が可能です。

【製作方法】

1.デザインの印刷

金色で表現したい部分に、専用のインクでデザインを印刷します。

2.樹脂粉末の散布

印刷されたインクが乾く前に、透明な樹脂粉末を均一に散布します。インクが粘着している部分のみ粉末が付着し残ります。

3.加熱

余分な粉末を除去した後は加熱処理です。熱によって樹脂粉末が溶けると盛り上がりながら透明化し、独特の光沢感を帯びます。

4.金色の表現

金色のインクと組み合わせることで、盛り上がった金色の質感を実現します。

【得意な表現】

・立体感と手触り

インクが盛り上がることで立体感に加え、独特のザラザラとした手触りが生まれます。高級感と特別感を両立できるでしょう。

・光沢の強調

加熱された樹脂は光を反射し、金色の輝きをさらに際立たせます。

・偽造防止効果

独特の質感から、偽造防止の目的で利用されることもあります。

【メリット・デメリット】

メリットデメリット
・盛り上がった立体表現で独自性がある
・独特の手触りで視覚と触覚に訴える
・印刷と盛り上がり部分がズレない
・特殊加工のためコストが高い傾向がある
・対応できる印刷会社が限られ汎用性は低い
・透明の場合、少し黄みを感じる

金や銀に立体感と独特の光沢を加えるバーコ印刷は、視覚と触覚に訴える表現が可能です。

金・銀シール導入のメリット・デメリット

金や銀のシールには明確なメリットがある一方で、考慮すべきデメリットも存在します。

メリット|特別感・高級感で購買意欲を刺激

1.強力な差別化

市場に溢れる商品の中で、金や銀のシールは視覚的に大きなインパクトを与えます。競合製品との差別化となり顧客の記憶に残りやすいでしょう。

2.ブランドイメージの向上

高級感、信頼性、特別感などポジティブな印象をブランドに付与します。高品質な製品や限定品であることを顧客に効果的に伝えられます。

3.顧客の購買意欲刺激

消費者の目を引き、手に取るきっかけを作ります。ギフト需要の高い商品においては、ラッピングの魅力を高めることで購入に繋がるでしょう。

4.多様な表現力

ホイル紙の種類、印刷色、エンボス加工などを組み合わせ、レトロからモダン、和風から洋風まで、幅広いデザインニーズに対応します。

デメリット|予算・デザイン・品質管理に配慮が必要

1.コスト

一般的なシールに比べて、ホイル紙や特殊加工の費用がかかり印刷単価が高くなる傾向があります。小ロットの場合は、コストが割高になりやすいです。

2.デザインの制約

金や銀は素材自体の輝きが強いため、デザインによっては情報が読み取りにくくなります。細かすぎる文字や淡い色は避けるなど、デザイン上の配慮が必要です。

3.品質管理

金や銀色の表面は指紋が付きやすく、傷も目立ちやすいです。製造から保管、貼り付けまでの品質管理が重要になります。

【活用例】身近なゴールドラベル・シルバーラベル

高級感と視覚的効果から、多岐にわたる分野で活用されています。
製品の価値を高める戦略的なツールとして利用されている例

分野具体的な活用例
食品・飲料高級酒の限定・贈答用ラベル、菓子・チョコの封緘シール、コーヒー・紅茶の品質保証ラベル
化粧品・美容香水・コスメのブランドロゴステッカー、スキンケアの品質訴求ラベル、エステ・美容院の販促ステッカー
アパレル・ファッション限定服のタグ・シリアル入りラベル、バッグ・財布のアクセントステッカー、ジュエリー箱の封緘シール
電化製品・ガジェット高級オーディオ・スマホのロゴステッカー、限定モデルのシリアルラベル、PC・タブレットのカスタマイズステッカー
イベント・記念品周年記念・表彰状のゴールドラベル、イベントVIPパスステッカー、限定販売品のシリアルシール
その他株主優待・VIP顧客向けゴールドステッカー、美術品・コレクターズ証明ラベル、高級文具・手帳のデコレーションシール

金・銀シールに関するよくある質問

WEB上でよく見かける疑問にお答えします。

Q1. 金シールとは何ですか?

A. 金色の発色をもつシールのことです。ツヤあり・ツヤ消しや金箔加工・メタリックインクなどさまざまな手法で作製されます。

Q2. プリンターがなくてもシールは作れますか?

A.つくれます。コンビニのマルチコピー機やネット印刷通販を利用すれば、家庭用プリンターは必要ありません。

Q3. セブンイレブンのコピー機でシールは作れますか?

A.できません。シール印刷対応のマルチコピー機はファミリーマート・ローソン・ミニストップに設置されています。

Q4. ラベルシールの寿命はどれくらいですか?

A.ラベル印刷の耐久性は、屋内では約半年〜1年、屋外では約1ヶ月でインクの退色が見られることがあります。ただし、環境要因で差が出るため正確な耐久年数はお伝えできません。

Q5.にじいろシール工房は個人でも依頼できますか?

A.できます。ネット完結型なので、難しいやりとりはありません。小ロット対応のため在庫をかかえるリスクも抑えられます。

にじいろシール工房の強み!選ばれる理由

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にじいろシール工房は、個人事業主やフリーランスから大手企業のご担当者様まで幅広くご活用いただいている印刷通販サイトです。高品質な印刷と迅速な納期によりお客様のビジネスを力強くサポートいたします。柔軟な注文体制やお得な割引で、あらゆるニーズに寄り添い、信頼されるパートナーを目指しています。

小ロット対応で無駄なくオーダー

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最小ロット50枚から対応可能です。在庫を抱えず、必要な分だけを注文できます。

高品質な印刷と迅速な納品

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印刷クオリティに自信があります。にじいろシールはECサイトでありながら、商業印刷と同等の品質を提供しつつ、最短5営業日を実現しています。

ゴールド・シルバー11種類の材質から選べる

比較的安価なホイル紙とメタリックな色合いの蒸着PET素材をご用意しています。
・金ホイル
・銀ホイル
・金ネーマー(ツヤあり2種、ツヤ消し2種)
・銀ネーマー(ツヤあり2種、ツヤ消し3種)

お得なセット割引

お得なセット割引

シールの形状は選べます。
・四角形
・角丸四角形
・円形
・楕円形
・その他変形
同一形状なら5種類までまとめて注文可能!セット割でお得に注文できます。
※用紙(粘着)、色数、表面加工のいずれかが異なる場合は適用されません

日本全国送料無料

北海道、沖縄、離島を含む全国への送料が無料です。

印刷までの流れ|にじいろシール工房

1.会員登録
さまざまな会員特典をご用意しております。非会員の方もご注文いただけます。
・ポイント制度
・初回で使えるポイントプレゼント
・簡単リピート注文
・マイページ機能
※非会員の方は、ご注文確認メールに記載されたデータ入稿用URLより進捗状況のみご確認いただけます

2.ご注文
用途に応じたシールの形状を選び、サイズやデザインに合わせた最適なオプションを選択します。小さいシールから大きなラベルまで、さまざまなニーズに対応できます。

3.データ入稿(WEB入稿)
イラストレーターで作成された完全データにてお願いいたします。各種テンプレートのご用意もございます。

4.データチェック
毎営業日15:00までにご入稿いただいたデータはすべて当日中にチェックいたします。(土日祝、弊社休業日は除く)文字内容やデザインの確認は行いません。
※再入稿が必要な場合はメールにてご案内いたします
※銀行振込の方は入金確認後のデータチェックとなります

5.発送日決定
受付日が午前中の場合は受付日の翌日を1営業日、午後の場合は翌日が受付日となり、その翌日を1営業日といたします。
※弊社ではPM12:00までを午前中といたします(土日祝、弊社休業日は除く)

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